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新・田村麻子のオペラな人生 華やかな舞台裏は 2

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華やかな舞台裏は 2

19世紀後半に生まれた、パリのウラ社交界(ドゥミ・モンド)という特殊な世界。 その中心であった高級娼婦たち(ドゥミ・モンディーヌ)の中でも ひときわ目立つ存在であったマリー・デュプレシ。そんな彼女を、 イタリアの作曲家ヴェルディは「椿姫」というオペラの中で ヴィオレッタ・ヴァレリーとして、生き生きとその人生を描きました。 オペラの中で彼女に求められるのは、華やかで可憐に美しくはかない容姿と、 低音から高音までの声域を持ち、繊細なピアニッシモから、 ドラマティックな音色までを駆使できる確かなテクニック、 そして真の愛にとまどい打ち震える微妙な感情表現、 それを手にいれたものの結局は手放し、一人で死んでゆく絶望の淵までのドラマ、、 を作り出す演劇的能力などで、これらをずべて満たすソプラノはなかなかおらず、 言うまでもなく至難な大役です。 このプリマドンナ中のプリマドンナというようなヴィオレッタという役を、 著名な歌劇場で東洋人ソプラノが歌うのは滅多にあることではなく、 ほんの数人ほどしかいなかったのではないでしょうか。 オペラ界の東洋人歌手のディスアドバンテージ(デメリット)、 というだけで、又1冊の本がかけてしまうほどなので、 ここではなるべく短く説明させていただきます。 よく私は、欧米のオペラ界で仕事をしていく東洋人を、 日本の歌舞伎界の舞台を目指して頑張る、青い目金髪のアメリカ人、 もしくは生粋ラテンのイタリア人、などに例えて説明しています。 純粋に歌舞伎界に魅かれ、東銀座のあの歌舞伎座で、 満員の聴衆に向かって見得をきり、拍手や掛け声をもらう事を夢見るイタリア人、 アメリカ人の若者、、、。 実際に歌舞伎界は世襲制ですから、ありえない話なのですが、 例えとして考えてもらえれば、それがどれだけ困難で、時には滑稽ですらあり、 いかにたくさんの問題を乗り越えなければならないかが、判ると思います。 留学して間もない頃は、東洋人のデメリットとは、ずばり容姿や、 普段の暮らしからくる身のこなしだと思っていました。 たとえば、パリのウラ社交界の花形に扮しようにも、明らかに違う体型、 顔を含む東部の骨格の違い、普段から身についていない西洋の身のこなし、 などは不利になりこそすれ、有利にはなりません。又声の音色も、顔の骨格の違いや、 使ってきた言葉のためか、どうしても東洋人と西洋人では違うように聞こえて仕方ありませんでした。 随分長い間、その違いを埋める為、努力してきましたし、 どうすれば改善されるのかをいつもいつも考えていました。が、有効な訓練さえすれば、ある程度改善される事、また最近では色々な演出がなされるようになり、その辺りの事は、昔私が感じていたほどの大きなデメリットではないと、 感じるようになってきました。 ところが、どうしても今だに悲観的になってしまうデメリットとは、、、 ずばり言葉、のことです。 これは、言葉が不自由だから、周りの人とうまくコミュニケーションがとれなくて、 不利だという意味ではありません。もっと根が深いものなのです。。。。! では、次回はこのことを中心に、書きたいと思います。
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