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新・田村麻子のオペラな人生 マレイ・ペライア

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マレイ・ペライア

こんにちは、
NYは毎日のように寒暖の差がありますが、
こんな時こそ、風邪を引かないように用心しなくては、、、、

さて、最近、雑事で何かと忙しい時間の合間に
前から生で聞いてみたかったピアニスト、
MURRAY PERAHIA (マレイ・ペライア)氏のコンサートに
行って来ました。

その昔、彼の弾くモーツァルトの協奏曲を耳にした時、
なんとまあ、きれいな音なんだろうか、、、、!と一気に惹きつけられ、
それ以来、彼の名前は私の心に強くインプットされていたのですが、、、、

先日ふと57stの、カーネギーホールを通りかかると

彼のコンサートの告知!
生ペライアのバッハ、ベートヴェン、シューマン、ショパン!
しかも、私の好きな23日に!(これはあまり意味なし)

ということで、チケットを即購入し、
コンサート当日は
朝起きた時から、今日はペライアが聴けると
うきうきしていました。


さてさて、以下が詳細な感想です。。。。!


まずは、バッハのパルティータ6番より:

最初のToccataでは、
そのあまりの気高さ、響きゆえ、
鳥肌と共に、早くも涙がじわっと滲みます。

ペダルが少し多用されている気がしましたが、
その解釈には、全く迷いなく、ゆるぎなく、しかし押し付けがましくなく。
モダンのバッハとはこういうものかと、深く納得。

ちなみに、少し意外だったことが一つ。

際立った音の美しさ、あまりに粒の揃った音ゆえ、
少々退屈に感じるのか、
客席を見ても、ゆらゆらする頭、動く上半身、手足、眠る人、、が
非常に目立っており、
ふと、ソプラノのテバルディや、デヴィーアの事を、
声が美し過ぎて、揃い過ぎて、退屈だ、、、と言った人がいたなーと
ぼんやり思い出したりしていました。

パルティータは組曲の中でも特に長く、
アルマンド、クーラント、エアー,サラバンド,ガヴォット,ジーグ、、、と続き、
それぞれ殆どが、
同じ雰囲気の中で(それこそが、スタイルでしょう)演奏された事も
一因なのででしょう、
扇情的でアグレッシブな演奏は確かに眠くなりませんし、Exciting
ですが、
彼のように、まったく尖ったところのない演奏は、
ある種、リラックスして眠くなるのも、判る気がします。
彼自身も、特に最初のバッハは、
聴衆の前で演奏しているというよりかは、
バッハとひたすら交信し、彼の魂をいかに具現するかに腐心された演奏、
久しぶりに、クラシックの王道と言う演奏でした。

続く、ベートーヴェンのソナタ30番。
こちらも迷いなく、フレーズのとり方が怖ろしいほど素晴らしく長く、
(どうすれば、あんな事が出来るのか?)
まるでオーケストラを聴いているよう。
重厚かつ、聴き応えたっぷりのベートーヴェン、
ここで前半終了。

続く後半は、シューマンの子供の情景、
こちらは、ペライア氏も、一つ一つの作品を
ことさらに楽しんで、
まるでそれぞれ違った美味しいブランデーを試すかのように、演奏されており、
各々が上質で、贅沢で、
私たちも一緒に、
わくわくしたり、うっとりしたり、しんみりしたり、悲しくなったり、、、と
至福の時間。

最後はショパンで、
エチュードより2曲と、マズルカより3曲。
ショパンに関しても
決して浅はかでないロマンチシズムと、甘さ
それに流されない厳格さ、のようなものが混在し、
おおお、、、と何度も唸らされました。


どの演奏も、衝撃的と言うよりは、心に深くじんわりと広がり、
その考え抜かれた解釈、意図、は
決して、一朝一夕ではなく、
また突発的な感情から来たものも、もちろんなく、
しかしながら、生き生きとして説得力があり、
根底には、静かな熱いエネルギーが常に感じられ、
本当に”クラシックの王道”と言う感じでした。
一緒に行ったヴァイオリニストの友人も一言、”円熟だね”と。
まさに、その言葉は、彼の演奏のためにあると思うほど
ぴったり!だと思いました。

久しぶりに、こういう演奏を聴かせて頂きました。
ペレイア氏のこれまでの人生がエッセンスとなり、
音に、フレーズににじみ出ていました。
どう頑張っても、若い人には出来ない芸当です。
やはり、クラシックは奥が深ーーーーーいなあ。。。。


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