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新・田村麻子のオペラな人生 ひさしぶりにコンサートの感想など(長文です!)

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ひさしぶりにコンサートの感想など(長文です!)

こんにちは、お元気ですか?

日本の友人より、東京では今日26℃だったと聞きましたが、
NYはちょうど0℃、週明けには又雪も降るようです。

さて、ここのところ、コンサートを聴きに行く事が多いので、
久しぶりに、感想集などを、書きたいと思います。

まず今日は、2月12日に行った
カーネギーのアイザックスターンホール
(カーネギーの中で一番大きいホールです)で行われた
友人イタリア人ピアニトのその又友人である
Stephen Hough氏
(イギリス人のピアニスト)のコンサートについて。。。。

バッハのトッカータとフーガから始まり、
フォーレのノクターン、アンプロンプチュ、
そしてフランクのプレリュード、コラール、フーガ、
コープランドのヴァリエーション、、、と
非常にアカデミックなプログラミングといい、
その音も、演奏も、解釈も、非常にスタイリッシュかつノーブルで、
久しぶりにこういうタイプのピアニストを聴いたわーー
と言う私に、
イタリア人ピアニストの友人も、全く私と同意見。

そしてふと、
このブログでも書いた事のあるちょうど1年前くらいに
同じこのアイザックスターンホールで聞いた、中国人ピアニストLangLangとは、
対照的だわ、、、と何気なくつぶやいた私の言葉に
その友人の彼は、とても敏感に反応し、
”おお、、、なんとまあ、真逆であることだろう、、、!!
そのとおりだ、こんな対極ってあるだろうか、、!”
と、急に彼は興奮して饒舌になって、弾丸のようにしゃべり始めました。

”僕はスタイルと言うものは何かと言う事について、ランランを聴いたときほど
考えさせられる事はないね。
もちろんランランは素晴らしいピアニストだと言う事は認めるし、
彼の芸術性に対しても、なんら疑いは持ってないが、
彼のスタイルを全く無視する姿勢には、大いに疑問を感じるし、
僕は怖くさえあるのだよ、、、”

確かに、私も1年前にプログラム最初のモーツァルトのソナタを聞いたときに、
こんな破天荒なモーツァルト聞いたことがない、と度肝を抜かれ、
確かに、生き生きしているし、楽しいけれども、これはありなのだろうか、と
最後まで楽しみながらも、そう思って私も、聴いていた事も思い出します。
また、プログラムの最初のモーツァルトのソナタで、
聴衆がスタンディングオヴェーションをしたことも、
私にとっては、ものすごく衝撃的で、
もしかしたら、後にも先にも、このソナタでスタンディングさせるピアニストは
もう会わないのでは、、?と思っていました。

彼は続けます。

”スタイルと言うのは、意味があって存在するものだ。
そこに敬意を払うべきであり、それこそが品位、優雅さにつながるのだと僕は思う。”

わたしも同意見です。全く持って同意見です。
しかし、、、、いったいスタイルとは何ぞや?といったときに
声楽家である私は、やはり言葉から来るものだと思うのです。
言葉=文化=Mentality
そして、それを選び取るのは、私たち演奏家の感性であり、
その感性が、上品か下品かと言うことで、
決まるのだと思うのです。

ちょうど誰かが言っていたことで納得する言葉を思い出しました。
スタイルとは、”上品な趣味の事である。”

私は、昨年のランランの演奏は奇想天外で、たしかにスタイルから外れていると言われたら
そうかもしれないと思うのですが、
でも、下品とは感じず、逆にそう感じさせないぎりぎりの選択、ぎりぎりのバランスの良さに、
彼の上品な趣味を感じましたし、
もしMozart本人が彼の演奏を聴いたら、”僕はこれ好きだよ!”
と言ったに違いない、と思ったのです。

でも、、、友人の彼が、スタイルが壊れる事は、怖い、、と言った気持ちも非常にわかります。
特に、イタリア人である彼にとって、スタイルを守ると言う事は
鉄壁のように硬い信念であるのだと、
かなりの間スタイルについて話したあと、そう思いました。

反して私は、、、、?

私は一般的に言われているスタイル(様式感)と言うものを
物理的にいうと、
血の中に持たないアジア人オペラ歌手ですが、
それでも、もちろんスタイルを守る演奏をする事は、
先天的な勉強により、あまり難しくない事だと思っています。

しかしながら、私が個人的に思う、”スタイリッシュである事”とは、
血の中にあるものと、
生きてきた中で培われてきた”品のいい趣味”との
バランスの良い融合だと、思うのです。

上記のイギリス人の彼の演奏は、
最後のChopinまで、非常にスタイリッシュかつ、
私からすると非常に”British”そして、大変優雅に
そこそこ熱さも感じる演奏で、
コンサートが終わりました。(生意気な書きようですが、、)
でも、正直に言って、心に響いてきたかと言うと、そんな事はあまりありませんでした。
難しいと思います。

いろいろと感じ、考えさせられたコンサートでした。
それでは次回もまた、別のコンサートの感想を書きたいと思います!


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