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新・田村麻子のオペラな人生 私の思う、言葉によるハンディキャップ

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私の思う、言葉によるハンディキャップ

オペラは、イタリアで生まれ、それが、フランス語ドイツ語圏の国々、を通って、ロシア、はたまたアメリカにまで渡った、、という芸術文化ですので、現在上演されるオペラの殆どは、イタリア、フランス、ドイツ語で書かれたものが主流です。もちろん、最近ではそのほかの言語で書かれたオペラの上演もかなり頻繁に行われるようになってきましたが、やはりいまだに上記3国の言葉でかかれた物がオペラ界では主流です。 今回は、それらを母国語とする歌手、もしくはそれらを殆ど不自由なく使いこなせる西洋人歌手と、そうでは無い外国人歌手が、 どれほどのアドヴァンテージ、ディスアドヴァンテージがあるのか、 又何故それを克服しなくてはならないのか、 私なりの意見を書いていきたいと思います。 たとえば、イタリア語のオペラをイタリア人歌手が歌うとき――、 そのテキスト(歌詞)を正確に、聴衆に聞き取れるようはっきりと聞き取れるよう発音できる、と言うことに長けている事は、少し考えるとすぐにわかると思います。 しかし、これはある種のテクニックですから、訓練すれば、外国人歌手もかなり出来るようになります。 しかし、その言葉をある種の色、表情をもって歌う時に、 その言葉が血となり肉となっている歌手と、そうで無い歌手に違いが出てきます。 たとえば母国語の“暖かい”という単語を発する時に、Nativeだと、その言葉を発音すると同時に、自分のそれまでの“暖かさ”の記憶や、どういうことが暖かいという事なのかを自然に感じています。それは言葉と、体験や感情が一緒になっているからであり、私も自分のことを顧みると、暖かさを身体で感じ取った瞬間、心から唇を通って“暖かい、、”という言葉が思わず出てくるので、決して“寒い”というときとは、明らかに声の色も、表情も違っているはずです。 簡単な例を出しましたがこれが、寂しい、切ない、嬉しい、、という感情になってくるともっと複雑です。嬉しいと一言で言っても、落ち着いて穏やかに嬉しいのか、体が飛び跳ねるように嬉しいのか、それこそ、千差万別です。感情にはひとつとして全く同じものはなく、その違いこそが、繊細な言葉の色、台詞の色、歌の色になってくるのです。 仮に、全く同じ感情のように思えても、自分が年を取って経験を重ねているだけで既に感じ方には違いが出るはずですし、オペラの主人公たちは、それぞれの時代でそれぞれの環境の中で生きている人物ですから、それこそ、歌う側によっては、数限りない表情が生み出せるというわけです。 さらに、今繰り返し上演されているようなオペラ作品は、殆どが傑作ですから、 その中のテキストは、偉大な作曲家たちによって、的確に細やかに色づけされています。 どういうことかというと、例えば 先ほどの“嬉しい”という言葉を、それを若い無邪気な娘が、嬉しさを100%屈託なく表している場面であれば、作曲家はそのような音型を使い、表現しています。 それを歌手側は、十分に理解して、過不足なく、、つまり本当にうれしいときに発する言葉の持つ色と、表情で歌えた時には、音楽とあいまって観客には、真実の嬉しい響きとなって伝わるのです。 少し長くなりましたので、続きは又明日、、、、! またまたどうぞ、よろしくお願いいたします→人気blogランキングへ
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