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新・田村麻子のオペラな人生 ザルツブルク思い出話 4

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ザルツブルク思い出話 4

こんにちは。 このザルツブルク思い出話が、予想外に好評で もっと話が聞きたいという要望を多く頂いた為、 実は、今回で終わりにしようと思っていたのを変更して、 もう少し、続ける事にします。 当時、毎日長々とつけていた日記が実家にあるので、 それを読み返せば、色々ともっと詳しく書けると思うのですが、 ご存知のとおり、ただ今イタリアにおりますので、 あまり詳しく思い出せないところがある事が少し残念です。。。 さて、初日の声聴かせオーディションでの醜態は、 前回お話しましたが、その後の私の落ち込みようはひどく、 絶対に、もうクラスを受講できず、聴講生になるんだ、、、 と思い込み、その晩のご飯ものどを通らず、 一人宿に帰って、 うじうじしながら日記をつけたと思います。 しかし、翌日の朝、指定された場所に今後のクラススケジュールを見に行くと、 なんとなんと、私の名前は、ちゃんと受講できる人の中にあり、 しかも、バンブリー女史が受講生一人一人に 今回勉強すべき課題のレパートリーを、書いてくれていました。 私は、 「夢遊病の女」からの”ああ、私は信じられない”というアリアと、 「リゴレット」からの、”慕わしい人の名前は”というアリア2曲を与えられており、 彼女が、私の声にぴったりの曲を選んでくれた事、 しかも2曲とも、きちんと勉強したいと思っていた曲だった事が非常に嬉しく、 あっという間に元気になった私は、 さっそく図書館に楽譜を借りに行ったことを覚えています。 クラスは、大体1日、2日おきごとに行われ、 バンブリー先生と二人で発声練習を中心にした個人レッスンと、 最初のオーディションの時のように、オーディエンスの何人もいる中、 公開レッスンのような形態で行われる時と二通りあり、 その公開レッスンのための、ピアニストとの半ばコーチングのような合わせ、 そして毎日の自分一人での練習、もあり、 1日1日、忙しく過ぎてゆきました。 グレース・バンブリー女史は、 数少ない黒人プリマドンナの一人で、 お若い頃、まだまだ人種差別の残るヨーロッパの社会で 数え切れない程のいやな思いを受けられてきた話を 同じ受講生の日本人の方に聞きました。 メトロポリタン歌劇場のツアーのソリストとして ヨーロッパで歌ったときにも、 いわゆる白人の歌手の出入り口ではなく 別の出入り口を使わされるよう命じられたという話など、 本当に信じがたい様なことでしたが、 当時の私は、 東洋人である私も、この西洋の伝統文化の世界で 歌手として生きる限り、このようの事はこれから きっと遭遇するに違いないと、暗澹たる気持ちを持ったことを 覚えています。 しかし何はともあれ、彼女はとても良い先生で、 歌以外の色々な物事に対しても、あたたかく広い心を持っておられ、 又その発声法も、教え方もとても健康的で、 私は最初のレッスンで、彼女のことがとても好きになりました。 また ザルツブルクの夏は本当に美しく、 特に、音楽院の隣にあるミラベル庭園は、 手入れの行き届いた色とりどりの花、 きらきらした噴水と緑の息吹が、 すぐに自信を失って、へこみがちだった私の心を 本当に癒してくれました。 それでは、又次回に。。。! 人気blogランキングへ
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