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新・田村麻子のオペラな人生 2013年05月

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5月22日 カーネギー大ホールでの第9

皆様、ご無沙汰しております。お変わりありませんか。

私は、先月の日本滞在からNYに戻ってきてすぐに、所用でLas Vegasへ
行っていたのですが、
5月半ばにNYに帰ってきてからは、ようやく年末ごろから続いていた
Non-stop workingから少し開放され、のんびりしています。

さて、この水曜日5月22日には、
ベートーヴェンの第9交響曲のソプラノソロを、
カーネギー大ホールにて歌ってきました。

2010年のジョン・ラッター指揮"Beethovenハ長調ミサ”にて
ソプラノソロを歌ったのが、私のカーネギー大ホールデビューだったのですが、
その時の、喜び興奮は、やはり今回も全く変わらず、
やはりカーネギーはそのナを世界に轟かす名ホールだと再実感。
いったい、何がそんなに素晴らしく、
その名を有名にしているか、には諸説紛々あるでしょうが、
一つには、まずその稀有なアコースティクス、
そして、それらも含めたホールの設計にあると
今回思いました。

自分の声が柔らかく空間に充満するのが感じられ、
天井から、降り注いで戻ってくるかのような跳ね返しは、
筆舌に尽くし難い快感があります。
又、わたしは、
ホールの観客席から1階席に入った瞬間にいつも、ふわーーっと感じる
ちょうど教会に入った時に感じるような、厳かな恍惚感のようなものを感じ、
その大きさはまるで私達を包み込みこむかのようなものなのですが、
実は、舞台側から見ると、
そんなに大きなホールには見えず、威圧感もありません。
今回、これは演奏する側の心理にとっても、非常に大事なことだと気づきました。

というのも、今回この舞台で演奏したのは私達プロのソリスト、
オーケストラだけではなかったからです。

日本からこの演奏会のためにはるばるいらした、
身体障害者の方々の合唱団”ゆきわりそう”が母体の
総勢140名のアマチュア合唱団の方々は、
当地ニューヨークの合唱のボランティアの方達と共に
計200人ほどのコーラスとなって、
実に誇らしげに、目をきらきらさせて、舞台に乗ってらっしゃいました。

本番の第9の演奏が終わった瞬間、
まるで椅子からジャンプするかのように、オーケストラ席、会場をぐるりと囲むバルコニー席、
一番トップの3階席の聴衆までもが、みな弾かれたように席をたち
嵐のように熱狂的なStanding Ovationが沸き起こったのも、
彼らの発散するエネルギーに導かれての事だったと思います。

いつかNYのカーネギーの舞台で、
ベートーヴェンの第9を歌いたい、という夢を糧に
一人ひとりがお金を出し合って、
日本から参加した方々の存在、エネルギー、
に呼応し、
NY現地のコンサートプロデューサーとして私の友人が、かれこれ3年前から
身を粉にして、がんばって働いてきたのを、間近で見てきました。

彼女から、音楽の事は何も分からないから、
音楽面、それに付随するさまざまな事で、色々と助けてもらえないだろうか、
と相談をうけた時には、
正直、色々なアドヴァイスは出来ても、
音楽的な部分でのコーディネーターまで、
果たして時間的に出来るだろうかと、少し疑問でした。

しかし彼女の情熱、そしてその彼女を動かした日本のゆきわりそうの方々の熱意、
が私にも感染したのか、いつしか、私も
ソプラノソロとしてだけではなく、一裏方としても、
色々な事を、多くではないにしても、手伝うようになっていました。

ここ昨今、自分の一番大切な本業、つまりプロの声楽家として、
本番に一番良いPerformanceをすること、
という目的を遂行するための練習、本番に向けての体調管理、
そしてそれに付随する細々したことを行うだけで忙しく
通常は、裏方を行うことは、ほとんどありません。
しかし、
そんな私をも動かす力が、このコンサートにはあり、
それは決して私だけではなく、コンサートに携わった方々みんなも
同じだったのではないかと思います。
それだけに、
本番のStanding Ovationは、舞台にたっていたもの、
裏で働いていたもの、そして観客席にいたもの一人ひとりの
熱い思いの結集だったように感じました。

というわけで、
普通のコンサート、とは色々な意味で一線を画した
特別なイベントでした。
そして、
関われて本当に幸せでした。

コンサート前に紹介された友人のブログ
障害者の合唱団がNYで「歓喜の歌」を歌う、奇跡の第九コンサート!

チラシ
No9 2013

当日の模様
carnegie no9
carnegie no9 2

そして、NHKで放映されたニュースです。
NYカーネギーホールで障害ある人たちがコンサート

コンサートというものは、一期一会で、
どんな歴史的名演に出会えるかは、
ある程度予測はついても、確実にわかるものではありません。
お金を多く積んで、著名な演奏家のコンサートに行っても、
感動もしないときは勿論ありますし、
その逆も当然然り。

私は、目に見えないものこそが、結局いつも自分にとっては一番貴く、大切なもので、
それを目に見える形にしたり、それを得るために
お金は使うものだと思っていますが、
今回は、
そのお金すらかからない、フリーチケット!
今回、このコンサートにいらした方は、
かなりラッキーだと思いました。 笑

又良い思い出が増えました。
関わった全ての皆様、
ほんとうにお疲れ様でした。。。。!!


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