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新・田村麻子のオペラな人生 2006年09月

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まもなくMET開幕

今日は朝11時から、 MET(メトロポリタン歌劇場)で マダム・バタフライ(蝶々夫人)のファイナルドレスリハーサルを 観に行ってきました。 METでは、この本番と全く同じ最終の舞台リハーサルを 大抵公開にしているのですが、 今日はなんと、超のつく満員、立見席まで人がびっしりで、 どうしたことかと思っていたら、それもそのはず、 この秋から、 METは、新しい劇場総支配人になってシステムが一変し、 多くの市民に楽しんでもらえるよう何日か前に、フリーチケットが 配られていたようでした。 (私は今回のキャストである友人歌手にもらったので知りませんでした) さて、その新劇場総支配人、Peter Gelb氏は、 公演の始まる直前に舞台の緞帳前に出てきて、 4000人あまりの観客を前に、 「世界をリードする(!)アメリカのナンバーワンオペラハウスであるMETにて、 オペラをもっと現代社会に浸透させる事が私の最大の挑戦」と 短いながらも、力強いスピーチを始めました。  中でも印象的だったのは、 来週月曜日のオープニング(プレミエ)の舞台を 劇場前に作った巨大スクリーンにて流して、 道行く人にも、オペラの様子を楽しんでもらえるようにする事、 また、42丁目のタイムズスクエア(年越しの大騒ぎが行われる場所です)の ビッグスクリーンででも、その様子を映し出す予定であること、 又今後、オペラをたびたびそこで流して、 そのスクリーン前に何席かいすを設置し、 1席15ドルで鑑賞出来る様にする事(これは反響がありそうです) などなどでした。 私は、一オペラファンとして、 色々練られたのであろうプロモーション案を聞き、 非常に頼もしく嬉しく思うと同時に、 彼のような、ビジネスのプロが総支配人を務めるアメリカのショービジネス界では、 オペラファンを増やす事=自分の挑戦=お金が流れる事 と言う図式が当然のように頭にあるのだろうと、 改めて、感慨深く思いました。 とにもかくにも、今日観たバタフライ、 イングリッシュペイシェントという映画を作った Anthony Minghella氏の新演出だったのですが、 日本の文楽の様式を盛り込んだ斬新なものでありながら、 (私たち日本人には馴染みの黒子もいっぱい出てきました!) 現代演出にありがちな根拠のない奇をてらったものではなく、 私としてはかなり感心しながら、楽しんで鑑賞させていただきました。 空の過密状態と言われるほど飛行機が飛び交い、 インターネットの出現により、 これまでになく、世界東西南北の距離が縮まった現代では、 当然、文化もものすごい勢いで交錯しています。 今日、 METの新コンセプトの意気込みを受け継いだかのような シーズン幕開けを飾るバタフライを観て、 現代の中で一番保守的なもののひとつである クラシックオペラ界にも、 少しずつ新風が吹き込んでくるのだなあと、 感じました。 何しろ、新しい演出に対して寛容な北欧やドイツとは違い コンサーバティブの一番手であったMETが、、、ですから。 伝統を残しつつ、時代に適応してゆくものをこの目で見つつ、 その中での歌手のあり方を、 今一度考えさせられた時間でもありました。 それでは。。又次回に! 人気blogランキングへ
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お尻に火が。。。

NYに戻ってまいりました。 北イタリアに比べると少し暑く、 まだ少し夏の香りが残っているものの、風はさわやかで、 ああ、、私はNYの9月が大好きだったんだ。。。と 久しぶりに思い出しました。 前回は、少しぐちぐちと書いてしまいましたが、 おかげさまで、また元気になりました。 とにかく、今やれることをやるしかないと思って、 最後の追い込み勉強をしています。 ところで、こちらはエルパソオペラのホームページです。 View La Traviata details と言うところをクリックして、 再び、次ページのView castのところをクリックしてもらえれば、 今回のキャストの詳細が出てきます。 http://www.epopera.org/ 実は、このHPに情報が出ている事は、 友人テノール君から、きのう聞いたばかりです。 「今回君の相手の、アルフレードは、僕と同じ事務所のテノールだったよ。 君の相手としては、まあ悪くない歌手だと思うけど、 まあ僕ほどよくはないだろうね。」 と言うコメントつきで。 又別の友人である、ベテランバリトン歌手は、 「君がテキサスに行く前に、 もし必要だったら、2幕のデュエットの練習付き合うよ。」 と親切にも、申し出てくれ、 明日、一緒に合わせることになりました。 (注:彼は今回のエルパソオペラのキャストではありません。) 彼は、もう既に立派なキャリアを積んでいる、素晴らしいバリトンで、 特に、この椿姫の中のジェルモン、そして同じヴェルデイの リゴレットを得意としており、今回の役作りについても、色々アドバイスをくれ、 しみじみ友人歌手のありがたさを、ひしひし感じています。 彼によると、 アルフレードの父親である、このジェルモンの気持ちが真に理解できれば、 私のViolettaの解釈も、さらに深くなるだろうと言うことです。 私たち歌手はそれぞれ自分の歌う役に共感を持って、演じ歌うため、 その役を、深く理解した人と話すことは、とても勉強になります。 私のこれまでのジェルモン像も、明日の遊び(?とはいえ、本気で歌うのですが) のあわせで、少し変わるかもしれないことを楽しみにしています。 それでは。。。又次回に!! 人気blogランキングへ

イチロー様に感謝

今度の更新はNYからだと思っていました。 でもまだ今、ヴェローナにいます。 そしてこれからパッキングをします。 と、その前にどうしても少しだけ書きたくなったので。。。 実は、今日の最後のレッスンで、 自分の思いとは反対に、目指す歌が歌えず、 このレッスンをばねに、今度の本番を頑張ろうと思っていたため、 急に不安になってしまったこと、 それと同時に 一体どれだけやれば、何年勉強すれば、 満足するような歌が歌えるのだろうと、 なんともむなしいやら、自分に腹立たしい気持ちで、 帰りの電車では思わず涙が出てきて、 とてもミラノに移動する元気が出てこず、 いったんヴェローナの家に戻りたくなって、戻ってきてしまいました。 いつもこういう状態になったときには、 自分の弱さにほとほと嫌気が差し、 その自分の弱さが又この道に向いてないのではないかと 今まで何万回も思ったことを思い、 さらに落ち込んでしまうのですが、 今日は、少し違います。 と言うのは、 さきほど、ちょうどタイムリーにも、たまたま イチロー選手が1900年台の野球界で二人目となる、 6年連続200安打達成と言う 素晴らしいニュースをインターネットで読み、 その彼が 「何回やっても強い自分にはなれない、弱さしか見えてこない」 と言うコメントをしたと言うことを読んで、 おこがましいかもしれませんが、ちょうどイチロー選手から 誰もが、自分との闘いで頑張っているのだ、と言われた気がして 少し元気になったからです。 と言うことで、ほんとにもう時間がないので、 今日は、ここまでにさせて頂きますが、 NYに帰る頃には、また気持ちの整理をつけて、 明るい自分に戻っていようと思っています。 それでは!!! 人気blogランキングへ

フライトの副産物

久しぶりのニューヨークへの帰国が、2日後に迫りました。 この3ヶ月ちょっと、飛行機にも全く乗らず、 主にイタリアでのんびり暮らしていたので、 又バタバタする生活が始まると思うと、少しげんなりします。 が、 まあ、とりあえずフライト中は、映画でも楽しみつつ、 ゆっくりと椿姫の暗譜に励もうと思っておりますが。。。 そう、今回書きたかったことは、 飛行機の中ではなぜか暗譜がはかどると言うことです。 これは、私だけの現象なのか何なのか、よく分かりませんが、 暗譜に限らず、なんとなく頭が良く回る気がするのです。 何か問題を抱えていてその事を考えている時に、 いい解決策が次々と思い浮かんだり、 それまで理解できなかったことが、突然理解できるようになったり、、、 まあ、もしかしたら、 フライト中というのは、電話や何かに邪魔されないため、 思わぬ強い集中力が生まれているからかもしれませんが。 そんなわけで、今回に限らず、 たいてい私はフライト中楽譜を見て過ごすのですが、 普段だと考え付かないような解釈を突然思いついたり、 新しい発見が次々出てきてくれる事に、驚いたり喜んだりしながら、 あまり好きではないフライトを楽しんでいます。 そういえば私の友人の一人に、私とは反対で 飛行機にのるのが大好きなヴァイオリニストがいますが、 彼女はいつも、フライトの3-4時間前に空港へ行き(!) 空港のカフェで、コンピュータをしたり、本を読んだりするそうです。 うーーん。。。。聞いただけで疲れそうですが、 そうやって何でも楽しめたらいいなあ、、とは思います。 明日はレッスンの後、 家にいったん戻って、荷物をまとめて、ミラノに移動。。! 次の更新は、NYからになりそうです。 それでは、また!! 人気blogランキングへ

元気のないあなたへ、ひとこと、ふたこと。

最近、少し元気のないあなたに、 この話を読んでもらえたらと思います。 私には、仲の良いパン屋さんの友人がいます。 彼は、日本では多分誰もが知っているパン屋さんの御曹司なのですが、 彼のパンへの情熱は半端ではなく、彼と話していて学ぶ事は多くあります。 その中で、私の好きな彼の語録のひとつは、 おいしいパンは人を幸せにする、というものです。 私はその話を聞いたとき、 私の音楽への思いもまさに同じところから来ているため、 思わずそのとおり!と、膝を叩きました。 おいしいパン、おいしい食事を作る人の数が、 この世の中に多ければ多いほど、 その喜び、楽しみを享受出来る人は多くなる。 つまり、幸せな人が増える。 音楽も、同じ。 素晴らしい音楽は、色々な形で人々を取り巻いているが、 その真価を伝える人、つまり、 なぜ音楽がこれほどまでに素晴らしいのかを、演奏をもって伝えるプレイヤーが 多ければ多いほど、この世の中で幸せになる人が増えるのです。 つまり、音楽の素晴らしさに開眼して、その喜びを人に伝えたいという演奏者、 が増えれば増えるほど、 世の中は、よくなっていくのだと思っています。 私は、人の幸せの究極は、 どれだけ人の役に立てるか、 社会に貢献できるかだと思っていますので、 自分がこれで社会に貢献できると信じた道で、 多くの人を幸せにしていってほしいと思っています。 (自分にも言い聞かせています) どれだけ固くそれを信じることが出来るか、、、が鍵だと思いますけどね。 それでは。。。!! 人気blogランキングへ

一万人の第九

今日はお知らせをさせていただきます。 既にプロフィールには少し書かせていただきましたが、 年末の第九の詳細が出ましたので、 こちらに、宣伝させてくださいませ。 ==================================== サントリー1万人の第九    日  時:2006年12月3日(日)午後3時開演 会  場:大阪城ホール 主  催:毎日放送 後  援:大阪21世紀協会、大阪府、大阪市、毎日新聞社      スポーツニッポン新聞社、関西音楽大学協会 協  賛:サントリー株式会社 協  力:大阪音楽大学、大阪教育大学、大阪芸術大学、京都市立芸術大学      神戸女学院大学、相愛大学、同志社女子大学、武庫川女子大学 出 演 者 総監督・指揮:佐渡 裕 ゲ ス ト :元ちとせ 司 会 者 :小倉 智昭 ソ リ ス ト :田村 麻子 (ソプラノ)        手嶋 眞佐子(メゾ・ソプラノ)        吉田 浩之 (テノール)        キュウ・ウォン・ハン(バリトン) 管 弦 楽 :1万人の第九ユースオーケストラ 合   唱 :1万人の第九特別合唱団 [第一部] オーケストラ演奏、元ちとせさんオーケストラと共演(3曲予定)           [第二部]「交響曲第9番<合唱付>」/ベートーヴェン      「蛍の光」 ■チケット発売 発売日時: 10月8日(土)10時~ 入場料金: 5,000円(全席指定・税込み) 販売場所: チケットぴあ /特電  0570-00-0032(Pコード不要/発売初日のみ)   10/9以降 0570-02-9990 ローソンチケット/特電 0570-08-4657(Lコード不要/発売初日のみ) 10/9以降 0570-00-0777 CNプレイガイド/電話 0570-08-9990 お問い合わせ: リバティ・コンサーツ/電話06-6233-8771 テレビ放送    放送日時 : 平成18年12月23日(土・祝)14時00時~14時54分    ネット局 : 毎日放送(MBS)、東京放送(TBS)           北海道放送(HBC)、中部日本放送(CBC)           RKB毎日放送(RKB)       以上、毎日放送をキーステーションにJNN系5局ネットで放送します。 ===================================== 日本に8ヶ月ぶりに帰国できること、また 1万人の合唱団の皆様と歌えることが、 とっても楽しみです!!(なんと、14500人の合唱の応募者があったそうです) ちなみに、、、、、、ちょっとした裏話なのですが、 このメゾの手嶋さんは、私の学生時代の同級生で、友人であります。 と言うことで,ついこの間も、一緒だなんて楽しみだねーーと話しておりました。 それから、バリトンのキュウウォンは、ニューヨークで知り合い、 メトロポリタン歌劇場オーケストラとのオペラガラコンサートでも 一緒に出演したことがあります。 それから、吉田さんは、 私が歌を一番最初に師事した先生の門下の先輩のだんな様で、 むかしむかし、まだ高校生だった私の目の前で、 愛の妙薬の「人知れぬ涙」を歌って下さった事もあります。 と言うことで、せまい音楽の世界なだけに、 久しぶりの日本でコンサートは、私にとって同窓会のようで、 そちらも楽しみです。 が、まだまだそれは、先の話でした。。。 第9の話は、又コンサートが近くなったら書かせていただくことにして、 とりあえず、1ヵ月後に迫ったテキサスでの椿姫の公演に、 今は全力投球したいと思います。 それでは。。。秋は踏ん張りどころ、色々ありますが 頑張りたいとおもいます。 皆様のクリックが励みになりますので、よろしくお願いいたします。 人気blogランキングへ

美味しいピッツァ

しばらく、私の大好きな食べ物の話が途絶えておりましたので、 今日は、久々に、写真も交えて、おいしいものの話を。。。。 なんといっても、食欲の秋ですものね! さて、ヴェローナのPonteNuova(ポンテ・ヌオーヴァ=新しい橋)のたもとに、 私の大好きな、ピッツェリア(ピザやさん)があります。 Salvatoreというのですが、 何を頼んでも美味しく、内装もおしゃれで、かつ店員さん達の感じも良い、 おすすめのスポットだけに、人気も高く、いつも人がいっぱい。 大抵、予約なしだと待たなくてはいけないのですが、 昨日は、込んでる時間を避けたため、すんなり入れてラッキーでした。        さて、頼んだものの写真です。 こちらは4種類のきのこのピッツァ。見た目も可愛いい上、美味しかった。 そして、こちらはマルゲリータ(トマトソース、チーズ)の上に、 ハム、リコッタチーズ、ののったものです。この店でも人気メニュー。 どちらも、非常に美味しかったです!! しかし、地元の人しかほとんど来ないようなこのお店、、、 の、これらのメニュー。 昔だったら、ここ界隈だけで終わっていただろうこの味も、 私のような異国人の滞在者がこうして写真にとって、 インターネットを通して、 あっという間に、遠く離れたの人たちにも紹介できるだなんて、 改めてつくづくすごい、、、というか、驚くべき時代になったものですね。。。 自分で作業しつつも、ふと不思議な気持ちになってしまいます。 皆様も、 旬の食べ物には大地の恵みが多いと言いますから、 秋ならではの美味しいものを召し上がってくださいね。 ではまた次回に。。。! 人気blogランキングへ

楽しい勉強♪

前回のブログのあと、何通かメールいただき、 それぞれ参考にさせてもらいました。 どうも有難うございました! 無意識下の世界(深層心理の域) に働きかけたり、又そこを操ろうとするのは、 なかなか簡単なことではありませんが、 やって出来ない事ではないのを知っていますので、 少しずつ、自分の思うように良く変わっていきたいと 思っております。 さてさて、少し楽しい話題を! と言っても、私にとって楽しい、と言うことなのですけども。。。(笑) 現在私は、来月のテキサスでの椿姫(LaTraviata)の公演のため、 勉強しているのですが、 これがとても楽しいのです。 何が楽しいかと言うと、この作品が、 言葉と音楽がどれだけ一致しているかと言うことが、 ようやく、肌で、感覚で分かるようになってきた事によって、 構成の認識が深くなり、 すべきこと、したいことが明確に、 迷いがなくなってきているからです。 世界中で最も愛されるオペラのひとつであり、 ソプラノにとっては、大変やりがいのあるこのオペラ。 (以前このBlogにて、この作品について詳しく書いた事が ありますので、興味のある方は、こちらをご参照くださいませ; http://diary.jp.aol.com/applet/hzpakfcu/200510/archive) 今改めて、こうして丁寧に勉強し直すと、 言葉が今ほど生きた感覚でつかめなかった頃は、 メロディーや、和声感、そして訳詞の雰囲気、 また音楽の勢いだけで歌っていたことが 良く分かります。 ヴェルデイの音楽はそれでも、言葉と音楽が優れて一致しているため、 何とか形になっていたのも分かりますが、 たとえば、小さな定冠詞ひとつ、語尾の少しの違いで、 これまでの解釈や、 Violetta(ヴィオレッタ、主人公ソプラノです) Alfredo(アルフレード、恋人役テノール)の微妙な気持ちが これまでよりいっそう理解できたり、 これまでの解釈が変わってしまったり。。。。 そのときの新鮮な発見と言ったらないです! 正直、 この喜びのために、イタリアに住んで、イタリア語を勉強してきて 良かったと、心から思ってしまうほどです。 私は、まだ大学院生だったときに、 東京のある市民オペラ団体で、初めて椿姫を歌わせて頂きました。 生まれて初めての憧れの役だったこともあり、 それはそれは張り切って、猛勉強して、その時のベストを尽くし、 良い評判も頂いたのですが、 今思うと、何にもわかっていなかったなーーと思います。 まあもちろん、 言葉に対する感覚や、人生経験が10年前とは 全く違うわけですから、 今の方が、色々な意味で成長していなければおかしいわけで、 そう思ったところで、仕方のないことなのですが。 まあ、それにしても、あまりにも この作品の見方や、細かい部分の印象が 言葉が分かること、又年月が経った事ででこんなにも違うのかと、 楽しいながらも、びっくりしているわけです。 映画などでも、昔観た同じ映画に対して、 何年か後にみたものが、 受け取る自分側の変化によって、 全然違う印象になることは、 よくある事ですよね。 ちなみに、、、、 私は大学院の卒論も、この椿姫を選んだものでした。 愛する人の父の説得に負けて、 世界で一番好きな人から去ってしまうと言う彼女の心理の 本当のところを解明したくて、 高級娼婦とは一体なんぞやと言うから始まり、 色々な疑問に導かれ、論文を書き出したのでした。 何にしても、縁のあるこの作品。 良い古典は、噛めば噛むほど味わい深くなります。 今回も、又しっかり噛んで、まだまだ 旨みを引き出してゆきたいと思っています。 人気blogランキングへ

中途半端ですみません

今日もまた真面目な話をします。 私は常々、演奏家として一番大切なものは 自信だと思っています。 自信と一言で言ってしまうと、語弊が多いかもしれません。 私の意味するものは、 変な表面でのプライドなどでは到底なく、 自分のことを心の底から信じてあげられる感覚、のことです。 自分の今している事、 自分がこれまでしてきた事、 自分のいいと思うものをいいと言う事、 自分の信じるものを信じる事、 これら全てを、信じてあげる、ひいては 己を信じる力、のことです。 20代の頃には、舞台に立つと、 この自分に対しての決定的な自信が欠けていることを いつも感じ、そのために、 説得力のない音楽になってしまう事が 本当にいやでたまらなく、 等身大の自信を持つことを悲願としてきました。 そのために、私の心がけたことーー それは、日常生活から、 自分のおかしいと思うこと、嫌な事、はしない、 自分にマイナスエネルギーが生まれる事はやめる、 (たとえば、人の悪口や、愚痴、悪いと思うことなど) 自分の魂が喜ぶことを、大切にする、 と言うことなどです。 また、練習をもくもくと重ねることが、 自信につながってきたところもあります。 そうして、少しずつ少しずつですが、 大切に積み上げてきた、 自分自身を誰よりも信用して上げられる気持ちは、 一朝一夕でなく、育ってきました。 そして、それに伴い、 舞台でも、だんだん居心地良くなって、 少しずつ思うような演奏をすることが出来始めています。 ところが、、、 最近なんとなく感じていたことなのですが、 私は、なぜかヨーロッパにいると、その自信が 削り取られていくような感覚があるのです。 同じようにヨーロッパに住む日本人音楽家の友人と 今日、久しぶりに話していて、 そのことに思い当たりました。 彼も同じようなことを言っていました。 日本にいる時も、アメリカにいる時にもない感覚。 この感覚は、 まだどこから来るのか自分でもはっきりつかめない為、 (なんとなく判るような気もしますが) おいおい、分析していくつもりでいます。 が、 どなたか、私と似た経験をしていらっしゃる方がいたら、 ご一報いただけませんでしょうか? 話題をふっておいて中途半端で申し訳ありませんが、 今日はここまでにします。 この続きは、又いつか書かせていただきますね。 それでは、、、! P.S.おかげさまで、のどはすっかり元に戻りました。 ご心配いただき、お礼申し上げます。 本当に、にんにく入りハニーミルクが効いたのかもしれません。 人気blogランキングへ

ふしぎな夜の飲みもの

こんばんはーー & おはようございます。 現在、ここイタリアは夜の3時24分、 そして日本は朝の10時24分でしょう。 という事で、 なぜか色々と考えてしまって頭がさえて眠れない私は、 ベッドから起き出して、このように書いています。 幼い頃から、何かあるとすぐに興奮してしまって、 寝つきの悪い性質だったのですが、 大人になってからは、 寝られない時にはこれ幸いと、さっさと起き出して、 眠くなるまで、何かするようになりました。 といっても、明日は本番で、 どうしても休まなくてはいけないという時には、 眠れなくとも、とりあえず目を閉じて、 横になるようにはしていますけれども。。。 さて、今日は(正確には昨日) のどがまだおかしいため、 MANTOVA(マントヴァ)という隣町に住む師匠のところに行き、 しゃべり声だけでも聞いてもらおうと、 お話をしに行ってきました。 オペラ歌手の駆け込み寺である、のどの専門医に あさって行く事になっている私に、 師匠はこう言いました。 「医者に行って、何か声帯に出来てるといわれた所で、 結局は、薬を飲んで回復を待つだけなんだから、行っても意味がない。 それよりも、 本番の直前で緊急事態というわけでもないのだから、 3日間なんにも話さず黙っていなさい。」 確かにそうかも、、、と思った私に師匠はまた、 「寝る前に、牛乳ににんにくを入れたものを沸かし、 蜂蜜を入れて飲むとよい」 聞いた時には、ええ!?と思ったのですが、 その事が頭に残っていた私は、 さっきから、ベッドの中でその事が気になり、 眠れないことを理由に起き出して、 早速試してみましたよ、たったいま! 入れた蜂蜜が、これまたイタリアの友達からもらった 「栗の花の蜂蜜」という不思議なものだった事もあってか、 (イタリアには多くの種類の蜂蜜が売っています) いささか、面白い味になりました。 が、思ったよりいけます。 何より、なんとなく元気になりそうな感じがします! そういえば余談ですが、 去年、風邪を引いた時に、日本人の友達から ラベンダーの蜂蜜と、松やにのキャンディーというものを もらったことを、今思い出しました。 あれも、美味しかった上、身体にも効いた覚えがあります。 という事で、このにんにく入りハニーミルク、 興味のある方は、ぜひ試してみてくださいね!! それでは、、、、 飲み終わったことですので、 もう一度、歯を磨いて、 そろそろベッドに行くことにします。 おやすみなさい&今日も良い1日を! 最近、またまた順位があがってきて、みるのが楽しみです。 いつもありがとうございます!  しかし、、、色々な分野で頑張っている方の色々なBlogを見るのは楽しいですね人気blogランキングへ  

やってしまった。。。

のっけからすみませんが。。。 のどを痛めてしまいました。 最近、 調子に乗って1日何時間も声を出して練習していたら、 声帯が疲労してしまったようで、 声を発しようとすると、 声が音声多重放送のように、割れてしまいます。(苦笑) あまりハードな練習を続けてすると 当たり前ですが、のどは疲労してしまいます。 私も、これまでの経験で 十二分にそのことは承知しているつもりだったのですが、 最近出来るようになったテクニックを失うのが怖くて、 毎日、しつこく練習してしまったのでした。 多分、少し風邪気味だったときにも、 かまわず練習してしまったことも、 関係があるのでしょう。 こんなときは、 かかりつけのお医者さまからいただいた 声帯の周りの筋肉の回復をする早くする薬を飲んで、 誰ともしゃべらないようにして、回復を待つしかありません。 あーあ・・・・・ とそういえば、 遠い遠い昔、歌を習い始めてまもない何年目かに、 重度の音声障害を起こしたことを、思い出しました。 そのときも、風邪が治りきらないうちに練習したのが原因でした。 その後遺症は、自分でも驚くほど長く残ってしまい、 人によっては、もう歌うことが出来なくなってしまうほどの 音声障害を、その昔、私は起こしたことがあるのです。 そしてその後、 音声障害を起こしていた頃に変に歌うことによって、 ついてしまった悪い癖を完全に克服するのに、 驚くなかれ、なんと5年もかかったしまったのでした。 普段は忘れていたのに、 久しぶりに思い出してしまいました。。。 まあ、この話は、 又長くなりますし、続けても暗くなってしまうので、 このあたりで、止めにします。 そして。 これを読んでいる声楽初心者の方がいたら、 十分、注意してくださいね。 私だけではなく、私の周りにも、 音声障害を起こしてしまって、 歌の道をあきらめた人、また 今でも癖をとるのに苦労している人は、 びっくりする程います。 たくさん練習してしまう真面目な人ほど そうなってしまうようです。 声を出す練習ばかりが勉強ではありません。 (と自分にも言い聞かせていますが) 近々大切なオーディションもあるのに、、 などなど、あせりそうになってしまいますけれども、 そこは訓練で、あせらず気持ちを落ち着けて、 言葉を心の中で読む練習でもしようと思っています。 それでは又。。! 人気blogランキングへ

男脳ぎみ。。。?

皆様こんにちは。 前回がとても長くなってしまったので、 今日は短く行きます。 数日前に、 日本人歌手の友達と、他愛ないある事を話していました。 それは、 普段家で料理をしたり、何か家事をするときに、 音楽を聴くか聴かないかという事です。 私は、基本的に静寂が好きで、 料理をしたり、何かするときは、 何も音楽を聴きません。 後、食事中の音楽もあまり好きではなく、 出来れば、 食べるか、音楽を聴くかのどちらかにしたいと 思うほうです。 実は、友達も全く同じことを言っており、 私たちは、 これはやっぱり職業病なのかもねと、話していました。 クラシックに限らず、何か音が鳴っていると、 妙にその音を集中して聞いてしまい、 他の用事が疎かになるので、好きではないのです。 少し前に、 「話を聞かない男、地図の読めない女」という本が ベストセラーになりましたがその中に、 男性は、右脳と左脳をつなぐ脳梁というパイプが 女性のものと比べて2分の1も小さいため、 右脳左脳を行き来する情報量が、女性に比べて半分ほどになってしまい、 それゆえ、男性は女性に比べて、 色々なことを同時に行うのが、苦手である。 ということが書いてあったことをよく思い出すのですが、 その見地から見ると、 私の脳は、その点だけとってみるととても男性的である ということになります。 しかし、 私が、好きでないのは 音楽を聴きながら(特にクラシック)と何かの用事、 という組み合わせのみに関してであり、 テレビを見ながら、コンピューターをしたり、 友達と電話でおしゃべりしながら掃除したりする、、というのは 出来るんですけどね。。。 では、又この手の私の好きな脳の話は、 又いつか、書きたいと思います! 今日もワンクリックをどうぞよろしくお願いいたします。↓ 人気blogランキングへ

ちょっと真面目な話

9月になりました! といっても、正確に言うと、日本は既に9月2日なのでしょうが。 もう、あと数週間後から、テキサスでの椿姫の稽古が始まりますが、 私は、ぎりぎりまでここイタリアにいるつもりにしています。 さて、この夏わたしは、こないだも申し上げましたように、 ほとんどイタリアにおりました。 これまで海外暮らしを始めてからというもの、 夏には、必ずどこかの夏期講習会に参加したり、 何かの国際コンクールを受けに行ったり、 たとえば去年だったらハンガリーで、 オーケストラとの録音を行ったり、、など 夏を利用して、特別な事をして過ごすようにしてきました。 というのも、NYにいると、 夏は、何かをしなくちゃいけないというような 強迫観念めいた空気が、若い歌手たちの間に蔓延していて、 その中にいると、なんとなく夏にボーっとしていたり、 普通に過ごしていると、取り残されたような感覚になったからという こともあります。 しかし、今年は、 久しぶりにそういった感覚から開放され、 まるで夏の間にBlogで書いていたような、 子供の頃のような夏休み。。。 つまり、 練習練習また練習、合間にレッスンまた練習。。。 という日々を送りました。 といっても、ずっと声を出しているわけでもなく、 声を出さないでいる時間も多かったのですが。 しかし、、、 大人になっても、このような過ごし方ができるのは、本当に 有り難いことだと思っています。(笑) 私は、音大生の頃よく、あと10年もすれば、 もっともっと上手になっていて、きっとこんなに練習しなくても、 ラクに、 自由自在に歌えるようになるだろうなあ。。と期待していました。 ところが、 その予想は見事に外れていました。 確かに、学生の頃よりは経験がある分、 ある程度、自由自在に歌える領域に近づいていると思いますが、 こと練習ということに関して言うと、 ほぼ反対だと思います。 つまり、 プロになればなるほど、当然責任は重くなり、 しかもやらなくてはいけない事は増え、 そのため、 勉強、練習しなくてはいけない事も増え、 しかも、レッスン、コーチング、移動などで、 出てゆくお金も多くなり、 どんどん、大変になっていきます。 (もちろん、ちゃんと本番をこなせば、見合った実入りもあるのですが) しかも、キャリアを重ねれば重ねるほど、 上達することが求められ、 前と同じでは、下手になった印象を与えてしまうこの世界。 私は今では、 一線で活躍している人ほど、練習量が増えるという印象を持っています。 というわけで、私もこの夏、来る日も来る日も、 飽きもせず、ああでもないこうでもないと、 毎日楽譜と、ノートと、鏡と向かい合いながら、 研究のような練習をしていた次第でした。 しかし夏が終わり、振り返ってみると、 ずっと悩んでいた問題点がすこし改善されており、 また、夏前に比べると、色々と気になっていたこともクリアになっており、 結果として満足のいくものが残せたように思います。 といっても、まだまだなのですが。。。 休み中は、こんなに一人こもって練習ばかりして、 もっと実際の仕事につながるような活動に時間を割いたほうが 良かったのではないか、、などと、何度も頭をかすめました。 しかし、今となってみると、 やはり、実力をつけておくことに時間を費やして良かったと、 素直に思え、 こういった環境に身におけたことに改めて感謝しています。 舞台の上での、ちょっとした事、、、、 たとえば、ある音が、それまで10秒しか伸びなかったのに、 12秒伸ばせるようになったーーーというような変化は、 観客側からしてみれば、たいした違いではないかもしれません。 が、 その2秒のために、2年も3年もかかるーーというようなことは、 ざらにあります。 音楽の世界に限らず、 ほんの小さな違いのために、 多大な時間や、エネルギーや、お金がかかるのが 芸術の世界の特徴だと思っていますし、 その小さな違いこそが、 生きる目的であったりすることもあります。 しかし、あまりにそれが出来ないと、 たまに、やりきれなくなったりすることも正直あります。 出来るようになったからって、なんなの? これが出来なくても、仕事はとれるんじゃないの? など色々思いが渦巻くこともあります。 実際、2秒伸びるようになったからといって、 直接的に仕事が増えるかというと、 そういうわけでもありません。 誰かほめてくれるかというと、そういう時もありますが、 大抵は、その2秒の違いに気づいてもらえません。 しかし、 音楽の世界で、 そう思ってしまっては、おしまいなのです、 身も蓋もないのです。 誰もわからないかもしれないけれど、 自分の美意識として、こうしたい、こう演奏したい と言うのが、私たちの芸術です。 そのために、時間とエネルギーとお金をかけて、 練習するのです。 しかしながら、、、 それも仕事にならなければ、 この資本主義の世の中では、食べていくことが出来ません。 ただの「お金のかかる高い趣味」になってしまいます。 ですので、 自分のしたいこと(創りたい音楽)と、 どうすれば仕事になるかということを、 すり合わせて行くことが、 現在に生きる音楽家、芸術家たちにとって とても大切になってきます。 今日は、軽い気持ちで書き始めたのに、 思わず、大きなテーマになってしまいました。 最近、しょちゅう、後輩や友人と、 このようなことをよく話しているからかもしれません。 このままでは長くなってしまいますので、 いつか、この続きは、 又どこかで書きたいと思います。 今日はこのあたりで、、、。 人気blogランキングへ
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asako tamura

Author:asako tamura
こんにちは。
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