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新・田村麻子のオペラな人生 2006年02月

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サーカスに行ってきました

初日の後は、楽しいOFF。 久し振りに何か自分をエンターテインしてあげようと、 昨日、ここSarasotaの冬の名物、 サーカスを観に行ってきました。 小さい時から憧れており、 観に行きたくてたまらなかったのですが、 なぜかあまり縁がなく、 あらゆる舞台に興味のある私も、サーカスだけは なんと生まれ初めてでした。 しかも、 このCircuSarasotaは、2月だけここでやっており、 近隣州からも観に来るという 結構有名なカンパニーでしたので、 自分の初日が終わったら行きたいと、 わくわくして狙っていたのでした。 さて、生まれてはじめてのサーカス。 最終日にBestSeatsで観たサーカス。 私の感想はと言うと、、、、 〓大変疲れて、肩が凝った 〓自分が歌手である事を心から嬉しく思った 〓最後にはおなかが痛くなって途中で出てきてしまった という物でした、、、、、。 順を追って、詳しく説明いたします。 〓大変疲れて肩が凝った 一番最初は、コロンビア出身の若者が、 巨大な鉄の回転する中で、 飛んだり跳ねたりアクロバティックスを繰り広げるのですが、 彼もショーマン、観客をハラハラドキドキさせる為なのか、 誤って転落しそうな演技をするのです。 ただでさえ危なさそうだなあ、、、と思ってみているのに、 神経の弱い(?)私の場合はハラハラドキドキどころではなく、 本当に肝をつぶすかと思うほどのショックの連続で、 とてもまともに観ておられず、のっけからもう帰りたくなり、 最初の演技が終わると、 全身汗だらけ、(私は普段殆ど汗をかかないのですが!) 肩が異様に凝ってしまったというわけです。 〓自分が歌手である事を心から嬉しく思った そんな中、彼らサーカスマンたちと、われわれ歌手の中に、 多くの共通点を発見。 まず、毎日の欠かせないトレーニング、 そして揺るぎ無い集中力の強い必要性、 また、決して技を失敗しないと言う自分への信頼。 このどれが欠けてもProfessionalと言えません。 が、私たちも人間、どんなに訓練をつみ、稽古をしても やはり失敗すると言う事はあります。 われわれ歌手は失敗したら、自分への批評が悪くなるとか、 最悪でも、もう仕事が来なくなる、と言うものですが、 彼らサーカスマンは、、、、 失敗したら、大怪我をするか、命を失うのです!!!!!! 私は歌手で良かったと、 本当に心から思ってしまいました、、。 〓最後にはおなかが痛くなって途中で出てきてしまった そうは言っても、魅せるプロ、サーカスは ハラハラドキドキばかりでなく、ピエロたちのドリフの様な寸劇、 可愛い動物たちのこころ温まる芸などもたっぷり披露してくれ、 途中でなんどか肩の凝りは感じつつも、 結局後半まで、いる事に。 ところが、最後から2番目の、ハンガリー出身の若者の 信じられないようなアクロバティックスで、 息を呑んで見守るとは文字通り正にこの事だと、 本当に演技中、まったく息をしないで(出来ないで) 見守っていた私は、 彼が最後の大技を成功させた瞬間、あまりの安堵に、 拍手をするどころではなく、 涙がとめどなく溢れてきました。 そして最後にスェーデン出身(?だったか、 ロシアだったか、忘れました。動揺していたので笑) の6人くらいのグループが、 舞台の上のほうに張られたロープの自転車綱渡りを 始めてからは、本当に文字通り正視することが出来なくなり、 しかも心臓は痛くなるわ、腹痛も始まるわで、 その様子を心配した友人が、もう出よう、と 最後の見せ場を目前に、 私たちは、サーカス小屋をあとにしたのでした、、、。 ここからが、一番いいところよ、、と言う案内嬢の声をあとに、 やっとまともに、息をする事の出来た私は、 屋外の空気を吸って、やっと立ち直りました。 まあ、サーカスマンたちは、なんとすごい人たちなのでしょうか! 世界中から、サーカスで働きたいと志願してくる彼らは、 確かにこの仕事が好きで、 やりがいを感じて毎日ショーを行っているのでしょう。 しかし、それにしても凄すぎです! 似たものを感じながらも、それでも命を張って やっている事の凄さに、 私は、帰りのTAXIで、腰が抜ける(?)ほどのショックを 感じていました。 と言う事で、ディナーの約束もキャンセル、(腹痛で食欲なし) のんびりゆっくりOFF、、と言う過ごし方は およそかけ離れてしまいましたが、 OFFが今日もう1日あって、本当に良かったです。 サーカス初体験の方は気をつけましょう!! 人気blogランキングへ
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初日が終わりました!

きのうの初日は、 皆様の応援のお陰もあって、無事大成功の内に終わりました。 その前に十分休ませたのどの調子は悪くなく、 個人的にも、又オペラ全体的にみても、 これまでで一番良い出来になったと思いますし、 共演者をはじめ、皆もそのように言っておりました。 いつも、滅多にほめてもらえないマエストロからは、Bravaを、 そして演出家からは、 「今夜あなたは、観客に忘れがたいアマーリアを見せてくれたわ、おめでとう」 と言ってもらえ、単純にとても嬉しかったです。 観客からも、多くの拍手とBravaを頂き、 自分でも予期していなかったのですが、最後のカーテンコールでは 感情が高まったのか、少し涙が出てきました。といっても、 これは役のせいもあるかもしれません。 このアマーリアと言う女性、最終幕で、 自分の最愛の恋人カルロが、実は、恐ろしい盗賊の首領であるという 衝撃的な事実を知ります。そして、 「今こそ神は、悪行の限りを働いた自分を見放し、 君と一瞬描いた幸福は消え、自分は磔にされ、奈落に堕ちてゆくだけだ、、」 と、目の前で激しく自責する彼に向かって、 「天も地もあなたを見捨てたとしても、私は決してあなたのそばを離れない、 私は永遠にあなたの花嫁、何ものも私達を引き離せないわ。 天国だろうが地獄の果てだろうが、あなたと一緒よ。」 と、彼に追いすがり、(ちなみに、この部分の音楽は、素晴らしいです!) 「どうしても、あなたが私から離れなくてはならないなら、 その前に私を刺していって!」と、彼に懇願します。 仲間を裏切って 自分ひとりだけアマーリアと幸せになる事が出来ないと判断したカルロは、 アマーリアの要望どおり、オペラの一番最後で、最愛のアマーリアを 涙ながらに刺して、彼女は死んでゆき、オペラは幕を閉じます。 1月末に稽古が始まった時からずっと、 このエンディングは、私たちにとって悩みの種で、 私にも、演出家、相手のカルロ役のテノール、はたまた他のスタッフ皆にも、 なかなか、この最後のカルロの行動が解せず、 なんども何度も意見を交わしあい、 ヴェルディの音楽と照らし合わせながら、膨大な時間を 納得の行く解釈と、観客にどう見せるかに向けて費やしてきました。 そこで、結局本番間近になって、やっと私も納得のいくように持っていく事が出来、 本番では、カルロに対して何の恨みも持たず、これでやっと永遠に一緒なのね、、 と、感謝と幸せの中で死んでゆくと言う解決を、見つけたのでした。 素晴らしい音楽と、オペラが進むにつれどんどんキャラクターと一体化した我々は、 ドラマティックな終焉を向かえ、 舞台中央で死んでいった私、アマーリアは、 その白熱のエンディング覚めやらぬカーテンコールで、 思わず涙が流れてきたと言うわけでした、、。 と言うわけで、未だに何の涙なのか自分でも、よく分かりません。 簡単に言うと、興奮していたのだと思います。(笑) また、詳しい事は、おいおい書いてゆく事にして、 今回は、納得のいくまでとことん話し合え、初日大成功に導いてくれた 敬愛するMartha Collins女史と、 公演終了後のレセプションで一緒に取った写真をアップさせていただきます。 (ちなみに、向かって一番左がMartha, そして私、一番右は、別のプロダクション「フィガロの結婚」の同僚歌手です。) それでは、あさって2回目の公演の成功も祈って、、 又次回! 人気blogランキングへ

あすは初日

こんにちは。 今日は、明日の初日を控えて、なぜか1日穏やかで幸せな気分でした。 そして、コンサートや、録音の前日と違い、 これまでも、オペラの本番の前の日は、毎回ことさら幸せな気分であった事を、 今、思い出しました。 他の歌手はわかりませんが、私はそうです。 そして、これは我ながら不思議です。 敬愛して止まない作品、音楽を通じて 舞台の上で、リアルタイムで、違う人生を生きられるからでしょうか。 未知の世界(自分の人生では無い何か)にトリップする事を本能的に、 身体が喜んでいるのでしょうか? ともかく、舞台の前は、毎回幸せ、かつ神聖な気分になります。 そんなわけで、久し振りのOFFだから、 あれをしようこれをしようと考えていた事も 朝おきてみたら、何故かあまりする気がおきず、 今日は予約していたマッサージへ行った後、 のんびり散歩したり、近くの大好きなスーパーマーケットに行って (WHOLE FOODSと言って少し高いのですが、品揃えと、Qualityは抜群!) 買い物を楽しみました。 その途中に、突然道で、つるが歩いているのを発見! 長い首をゆらゆらと風になびかせて、ヒョコヒョコ歩く姿はとても可愛く、 思わず写真を撮ってしまいました。見てください。 それでは、 最後に、あるエピソードをひとつ、、、。 みなさまもご存知かもしれませんが、 オペラ史上一番有名だと言っても過言ではないくらいの プリマドンナ、マリア=カラス。 彼女は、大切なオペラの本番の前には、 大抵教会へ行って1時間ほどお祈りをしていたそうです。 私は彼女の気持ち、又行動がよく分かる気がします。 舞台がどうか上手く行きますように、と言うをお祈りしていたのではなく、 半分くらいは、瞑想、そして自我を忘れるため、 そして、もう半分は、 今でも歌い続けていられる事の感謝を 神に捧げていたように思います。 それでは、また! 人気blogランキングへ

公開ドレスリハーサル

今日の公開のドレスリハーサルはお陰さまで、とても上手くいきました。 と言っても、正直言うと歌の出来に、自分自身ではあまり満足していないのですが、 マエストロや、演出家、そして同僚の歌手や、カヴァーの歌手たちが、 こぞって素晴らしかったよ、と言いにきてくれた事、 またショーの一番最後に歌手が一人一人出ていって受けるカーテンコールの際に、 観客から、信じられないほどの、ほえるような歓声と狂ったような拍手を受けたからで、もしかしたら思ったよりも、よい出来だったのかもしれない、、、 と思い始めている事もあるのですが。 それにしても、アメリカの、特に若い観客たち(今日は地元の高校生たちも多く招待されていたそうです)のこうした熱狂ぶりは、本当に歌手を勇気付けてくれるものです。 初めてアメリカの観客の騒ぎ方を目の当たりにした時には、失礼ながら、 ちょっと大げさなんじゃないかと思ったものでしたが、 それが自分に向けられた時は当然悪い気はせず、特に、自分に辛い点を つけてすぐにへこんでしまう私にとっては、有り難いと思っています。 さて、昨日のクイズの答え!ですが、、、、 英語では、「抜いて歌う」ことを、 markするといいます。 markは、ご存知のように”印をつける”と言う動詞ですが、 劇場で使われる典型的な専門用語であり、 たぶん一般のアメリカ人は判らないと思います。 イメージ的には、必要なところだけを強くうたう、、 という感じで使われ、 正に日本語の抜く、とは反対ですね。 ちなみに、初めて英語で「今日はマークして歌っていいよ」 と言われた時には、なぜか「抜いて歌っていいよ」と言われる時よりも、 歌いやすかった気がしました。(笑) 同じことを言われているのに、 言葉の持つイメージとは本当に不思議なものです。 ところで、昨日マークして歌ったためか、 今日は、のどの調子はそんなに悪くなかった気がします。 しかし、あさってはいよいよ初日! 明日の久し振りの1日OFFでは、好きな事をしながら 1日黙っていようと思います。 あ、もしかしたら映画に行くかもしれません。 その時には、又感想でも、、、。 と言う事で、きっと又明日もお会いしますね。 おやすみなさいませ。 人気blogランキングへ

クイズ

今日のドレスリハーサルは、 メイク、演技、衣装さばき、 (衣装の裾が長いので、慣れないとすぐよろけてしまうのです) そして、ステージでのもろもろのタイミングなどが、 これまでの中で一番上手くいきました。 そして肝心の歌はと言うと、 きのうのイタリアーナで本気で3時間歌い、 明日も公開ドレスリハーサルを控えた私たちメインキャストは、 今日は殆ど抜いて歌ったので、何とも言えません。 ところで、、、、 この「抜いて歌う」と言い方、ちょっと説明をしないと 判り難いかも知れません。 簡単に言うと、 高音などを1オクターブ下で歌ったり、 フォルテ(強くうたう)の箇所を、やわらかくソフトに歌ったりして、 声帯への負担を軽くする歌い方で、 今日のように、連続してリハーサルが続いたり、 本番など大切な日が明日に控えていると言う時に、 歌手はこうして、のどを守ります。 しかし、この日本語の「抜いて歌う」という言い方、 何となく”本気で歌わない”とか、 歌の表現に必要なエネルギーまでもが”抜けて”しまうような気がして、 あまりピンと来なかったのですが、 英語での言い方をはじめて聞いた時は、 おおなるほど、日本語の発想と逆だと思いました。 さて、ここでクイズです! 英語では、この抜いて歌うと言う事を、何と言うでしょうか!? ブログで問題を出すと言うのも、初めての試みですが、 実験的にクイズにしてみたいと思いまーーーす! ヒントは、、 上記のように、日本語とはまったく逆の発想です。 ちなみに、、 イタリア語では、 抑制する、ブレーキを効かせるといった意味の、affrenare(アッフレナーレ) と言う語を用います。 こちらの方が、日本の「抜いて歌う」に少し近いかな、、という気がします。 答えは、又明日、、、! それでは、、明日はいい報告が出来るように 楽しんできます! おやすみなさいませ。 前回のブログを読んだフランスに住む友人から、 イタリアーナ(オケ合せ)の事を、フランスでもイタリエンヌと呼ぶだのと聞きました。さすが、フランスとイタリア、 ただ発音が少し違うだけで、やっぱり同じなのだと可笑しかったです。 では、ラテンとゲルマンの影響を受けるスラブ系のルーマニアやハンガリーなどでは、 一体何と言うのでしょうか、、、?→ 人気blogランキングへ

ケサディーヤ

HOLA! と、スペイン語ではじめてしまいましたが、 今日何を食べてきたのか判りそうですね。 そう、今日はイタリアーナの後、又皆で、何か美味しいものを、、 と言う話になり、 近くのメキシコ料理を食べに行ってきました。 そして、今日は写真を撮ってきましたよ。 こちらです! これは、ビーフとチーズが中に入ったケサディーヤで、 サイドについているのが、アボガドをすりつぶしてディップ状にしたグアカモレ、 そしてサワークリーム、サルサ(トマトと、香草が和えられている) さらしたオニオン、などです。 ほかにも、ケサデカソというチーズのディップを頼んだり、 料理が来る前に、トルティーヤをバリバリ食べたりもしていたので、 相当お腹いっぱいになりました。 NYにも、美味しいメキシコ料理屋はたくさんあるので、 割とメキシカンはよく食べますが、 今日は、正直言って、ちょっとしつこかった気がします。 でも、ものすごくお腹が空いていたので、 ぺロッと食べてしまいましたが。 さて肝心のイタリアーナですが、、、 普通に上手くいきました。 またまた学んだ事もたくさんあるのですが、 それは又別の機会にでも、、、、。 明日は、初めてのドレスリハーサル。 これは、日本のクラシック音楽業界でG.P(ゲネプロ)と呼ばれる 本番とまったく同じの通し稽古の事です。 (ちなみに、ペリー来訪後西洋音楽を輸入した日本のクラシック界では、 ドイツに傾倒し、ドイツ音楽一辺倒の時代が長かったので、 未だに、色々な所で、ドイツ語を使う習慣が多分に残っているのです) さらにあさっては、公開ゲネプロですので、 (一般に公開するドレスリハーサルの事、つまりまあ、ほぼ本番と同じです) 今日は、静かに休みたいと思います。 それではーーー! 人気blogランキングへ

ピアノドレスと南米料理

早いもので、初日はいよいよ 今週土曜日に迫りました。 先週末には、こちらでも書いたように通し稽古と ピアノドレスと呼ばれる、ステージでのピアノ伴奏による 衣装を着けての通しがありました。 私の中では、 段々アマーリアと言う女性の人物像、ヴェルディの音楽、今回のマエストロの 音楽の方向性、演出家の意図、舞台セット、衣装、それぞれがひとつの方向に まとまりかけてきており、徐々にやりやすく、楽しくなってきています。 と言っても、その段階段階で、それぞれ又新たな事が出てきて、 終わりは無いのですが。 さて、 土曜日のピアノドレスの後は、皆さすがに高揚しており、 私もすぐ帰る気になれなかったので、 同僚の何人かとともに、オペラハウス近くの 美味しいと言われているサウスアメリカン料理の店に行きました。 初めて連れて行ってもらったのですが、 サウスアメリカらしい魚(なまずや、Codと言われるタラ、 Seabassなど)に、メキシカンの影響の強いソース (例えば、グアカモレなど)を絡めたCeviche(セヴィーシェ)と言われる 前菜が、ため息の出るほど美味しくて、 とても幸せな気分になりました。 特に、本気で1本のオペラを通して歌い演じると、 体重が2-3キロ減ると言われているほどカロリー、エネルギー消費をする上、 歌うと言う「内臓運動」の後では、信じられないほどお腹が空きます。 私も、上記のCevicheを2つ(えびと、サーモンを頼みました、二つとも非常に美味でした!)とサラダ(こちらも、タイの香草やライムジュース風味で美味しかった!)、 そして、バナナの揚げたものと黒いトルティーヤがサイドについた、 オレンジソースがけのステーキをがつがつと食べて、最高に満足しました! 、、、、と、今になって写真を撮ってこず、皆様にお見せできない事を 非常に後悔しています。又その店に行きますので、 そのときには必ず、撮影してきますね、お楽しみに! 明日は、初めてオーケストラと合わせます。 ちなみに、日本ではこのオケ合わせを、 SitzProbe(ジッツプローベ)とドイツ語で呼んだりしていましたが、 アメリカでは、特に呼び名はなくただ単に、 first rehearsal with orchestraなどと言う事が多いように思います。 しかし、イタリアではなぜか、このオケ合わせの事を、イタリアーナと呼びます。 最初にその事を知った時に、何故そういうのかがとても不思議で、 イタリア人にたずねたりもしましたが、なぜか判らないとの事でした。 しかし、 この不思議な呼び名は、何となく笑えます。。。。 そして、 ここサラソタでも、イタリア系アメリカンのマエストロの影響で、 明日のオケ合わせを皆イタリアーナと呼んでいます。(笑) それでは、また! 人気blogランキングへ

プロンプター

昼の稽古の後、これを書いています。 今日の夜は、 初めての通し稽古です。 これまでシーンごとの稽古が中心でしたが、 通し稽古とは、文字通り最初から最後まで通す稽古の事です。 ステージで行われる通し稽古では、 キャストとコーラスが、本番そのままの舞台装置のなかで、 オーケストラではなくピアノ伴奏で、衣装はつけないで、歌います。 大切なのは、どういうタイミングで舞台に現れるか、また それぞれの立ち位置、カーテンがどの位置に下りてくるのか、 ピンスポットの無い劇場では何処に立てば一番 自分の表情が明るく照らされるのかと言ったライト位置の確認や、 又演技上、オーケストラピットに立つマエストロが見えないときには、 舞台袖にあるモニターを見て私たちは歌うのですが、その盗み見の確認など、 そういったテクニカルな全ての確認とともに、 もちろん歌、演技のチェックと、 おのおの、やる事は山のようにあります。 しかし、歌手にとっては、とりあえず最初から最後まで、 一応止まらない事を前提に通せるため、キャラクターの中に入りやすく、 色々な演技、動き、歌の解釈などが、さらに結びついて消化できていて、 楽しくなってくる時期です。(特に私には、かもしれませんが) ところで、私たち歌手と言うのは、リハーサル段階で、 とてもよく歌詞を間違えたり、忘れたりします。 (たまに本番でも起こりますが) これは、私も本当に不思議なのですが、 演技がついたり、あまりに入り込みすぎたりすると、 ふっと全てを忘れる魔の瞬間があるのです。 ある歌手によっては、何処に立つのか、何をするのか忘れたり、 あるいは、歌詞を落としてしまったり、、、 これは、今まで私が聞いた話から総合すると、 新人ベテラン関係なく、どんな歌手も経験することのようです。 そのため、大抵の大きな劇場ではプロンプターと呼ばれる人たちがいて、 万一歌手が歌詞を落としたときに備えて、 歌詞の頭をオペラ上演中ずっと、プロンプする(誘導する)人がいるのです。 皆さんも、きっと見た事がおありになるでしょう、 舞台の中央に、装置に上手く紛れ込ませて見た目には判らないようになっていますが、 少しだけ、ボックスらしきものが出っ張っているのを。 あの中で、プロンプターたちは、モニターに写るマエストロをみながら、 ずっと舞台の進行をかげながら見守っているのです。 しかし、今回ここサラソタでは、プロンプターボックスはなく、 当然プロンプターはいません。 その意味は、、、、 私たちは、いったんオペラが始まったら、 何が起こっても私たちは、自力で対処しなくてはならないのです。 と言う事で、今このリハーサル中に思いっきり、色々と間違ったり、 しておこうと思っていまーす。 では、そろそろ夜の稽古に行ってまいります。 今日もよろしくお願いいたします。→人気blogランキングへ

イルカを見ました!

今日は、久し振りに稽古が午後の3時位に終わったので、 さっさと家に戻ってくると、家のテラスから歩いて すぐの所にある、プライベートの船舶所(というのでしょうか、 デッキがあって、ヨットがつなげるようになっている所)に行き、 そこにあるベンチに座って、ボーーっと海を見ていました。 ここ数日このサラソタでもコートが必要なくらい寒かったのですが 今日は快晴でとても気持ちがよく、 いろいろな事をとりとめもなく考えるような考えないような感じでいると なんと目の前で、イルカが、海から半円形にその身体を出して 泳いでいるのを目撃! こんなに人家に近い海にイルカが来るなんて!、、とびっくりしたのも束の間、 何度も何度も、ゆっくりと回転して目の前でダンスを見せてくれる姿はとても 愛らしく、一体イルカは何匹いるのだろうか、、?と数えながら 心は次第に和んでいきました。 私は以前ハワイに言った時に、イルカと一緒に泳ごうツアーと言うのに参加 した事があります。そのときは 一緒に泳げる機会を心待ちにしていたのにも関わらず イルカちゃんたちの機嫌が悪かったのか、船の中からその姿を見ただけで 一緒に泳いでもらえませんでした。 そのツアーの主催者の話ですと、 イルカの機嫌がよく、遊びたい気分の時には、 こちらが海に浮いているだけで、 寄ってきて身体をつついたりするのだそうです。(可愛い!) ですので!!! 今回は、3月に入ってもっと暖かくなったら、 この家の目の前の海で、願わくば イルカたちと共に泳げたらなあ、、と夢みています。 イルカというのはとても賢い動物で 傷ついた人、心に病を持っている人などを敏感に察知して、 寄ってきてくれるといいます。 私のところに寄ってきて一緒に泳いでくれるかどうか 判りませんけれども、 暖かくなって一緒に泳げるかも知れないという楽しみが増えて わくわくしていまーす。 では、、! 人気blogランキングへ

スイート・バレンタインデー

こんにちは。 あっという間に日が過ぎていきます。 今日は、稽古の始まる前にいつもどおり共演者や、スタッフと 挨拶を交わしているときに、 ”Sweet Valentineday!!” と相手役のテノールから、ニコニコと冗談ぽく両手を広げて 熱く投げキッスを送られ、初めて、 おお、今日はそういえばバレンタインだった! と気づきました。 日本では、女性が男性にチョコレートを送ったり 愛の告白をしたりと言うイメージの強い日ですが、 アメリカでは、どちらかと言うと男性が女性に花やカードを送ったり と言うイメージが強い気がします。 といっても、日本同様に企業の戦略が大きいのでしょうが。 と言う事で、今日は、何人かの共演者たちに ナプキンで作った愛らしい花や、可愛いキャンディなどを もらったりしましたが、他には別段特に変わったこともなく いつものとおり、稽古で日は暮れていきました。 ところで、先ほど共演者から投げキッスを、、と書きましたが、 私はアメリカやヨーロッパで、親しい人と挨拶する時に交わす、 ハグや、頬をよせてキスする習慣が大好きです。 老若男女限らず、とても温かくて人間的だと思うからです。 日本で、節度のある態度、をとても美しいと思うときもある反面、 親しい人と別れるときに、じゃあねと言うだけでは、 何か物足りなくてさびしい気がするときがあります。 そんなときは、いくら西洋かぶれといわれたとしても、 私は、愛情を込めて、大事な友人を抱きしめたいと思うのです。 今日も、稽古の終わりに、いつもの通り お互いによく出来た仕事、演技、歌などを Good job! Great work!などと言ってほめあいながら、 抱き合ったり、頬を寄せてキスしあったりして又明日ね!と言って その後に、ちょこっとみんな、Happy Valentine!などと言い添えて、 それぞれ帰路につきました。 又明日も、稽古でーーす。やれやれ、、

カヴァーとは?

毎日毎日、稽古稽古で 声も身体も、少々疲れ気味です。 が、反面こんなに、稽古する時間があると言う事は それだけ、クオリティもよくなるという事なので、 嬉しく思っています。 ほぼ1ヶ月かけて稽古して、本番に持ってくという公演は、 よく思い返してみたら2004年のイタリアはカリアリ歌劇場での 「ランメルモールのルチア」以来でした。 (その他は、大抵1週間くらいの稽古で 本番をするという感じのものが多かったので) と言っても、私はそのときルチア役の2番手でしたので、 自分が実際稽古で歌うのよりも、 ステージで1番手が(プロフィールに書いていますように、これが マリエッラ・デヴィーアと言う大スターでした)稽古するのを、 見ている時間のほうが多かったものですから、 今回は 何度も何度も稽古が出来るありがたみを、ひしひしと感じています。 ところで、オペラの世界では、代役(カヴァー)と言う人たちが いるのをご存知でしょうか? いつも言っておりますが、歌手は本当に風邪を引きやすいので、 主役には必ずカヴァーと呼ばれる歌手が用意され、 主役の稽古を毎回見学し、何らかの事情で主役が稽古に出られない、 または歌えない時に、代わりに歌うと言う使命があります。 このカヴァー、とても勉強になるのですが、 何しろ稽古で何時間も座ってみているだけで、ずっと歌う事が出来ないと、 かなりフラストレーションがたまります。 主役が上手だと、毎回勉強になる事も多いのですが、 残念ながらそうでなかったり、明らかに勉強不足だと感じられる人だったりすると、 "私ならもっと上手に出来るのに、、、”とか ”せめて、1回だけでもステージで歌いたい、、、”など 色々な事を胸に思ったりもするものです。 今回私のカヴァーは二人いて、ファーストカヴァーは、 フレッシュな24歳のソプラノのメレディス、 セカンドカヴァーは、28歳のアマンダ。 本当に気持ちのいい子達で、勉強熱心なので、 私も仲良くしていますが、毎回毎回私の稽古に立ち会っていて、 きっと彼女たちも、ステージングをやりたいだろうなあ、、とか 歌いたいだろうなあ、、と昔の自分のことを思い返してそう思います。 が、私も自分が稽古で歌うのが仕事。 変な同情心で彼女たちに歌わせるより、毎回の稽古で 自分のベストを尽くすほうが正しいのだと思い、やっています。 私も上記のカリアリでのルチアでの際には、 今日は多分1日歌う事が無いのだろう、、と思っても、 毎日発声練習をして、緊張しながら劇場へ行き、 (何と言っても大スターのデヴィーアがファーストだったので、、) 歌えと言われた時、またはステージでやれと言われた時には いつでもベストが出せるように完璧でいなくては、、と 劇場にいる間中、緊張していた事を懐かしく思い出します。 今回は場所がイタリアでなくアメリカ、またそのときのように大スターがいない ので、そういう緊張感は、今回のカヴァー達にはあまり感じられませんが、 それでも、カルロ(私の相手役)のカヴァーをしている若いテノールの子は、 昨日急に不調になった本役の代わりに、少しだけ歌う事になって、 けっこう緊張していました。 誰しも、マエストロや、同僚の歌手の前でよく歌って、 認められたいと思うのはよく分かりますし、 その緊張感は、時に大切な事でも有ります。 私もそんな彼が、少しでもよく歌えるようになるべく彼をリードして(?) ほんの5分ほどでしたが、一緒に歌って、なんとなく 自分のカヴァー時代を思い出し、懐かしい気分になりました。 まだまだまだまだ書きたいことは一杯ありますが、 今日はもう疲れたので、休むことにします。 それでは、また、、、! 人気blogランキングへ

立ち稽古

今週から立ち稽古が始まり、身も心も完全に このオペラにとりつかれています。 私なりにアマーリア像も随分見えてきました。 さて、 今回の演出家は、Martha Collinsと言うカナダ人の女性。 テキストと音楽を忠実に追った上で、 彼女のインスピレーションを元に作りあげてゆくと言う 私の最も好きなタイプの演出家で 彼女と仕事が出来ることに、非常に満足しています。 今日のランチタイムにも他の歌手と話していたのですが、 自分の名を上げたいがために、オールドファッションな演出を排他し、 わけの判らない、筋も通らない奇をてらった演出をする演出家と言うのは 結構多く、こういう演出家と一緒になった時には、 本当に大変なのです。 こちらが、よほどの大物歌手であれば議論する事も出来るでしょうが、 特にこちらが名もなく、若い場合は、どんなに変だと思っても、 ある程度言う事を聞かなくてはならず、 かなり苦痛を強いられます。 だいたい、舞台で歌い、そして演じると言う事は、 それだけでも非常に大変な事です。 私の尊敬する、オペラの世界に生きて40年という、とあるコーチが、 "オペラで、衣装をつけ役を演じつつ、オーケストラと共に歌う、 と言う事は、サーカスで、皿回しをしながら、 一輪車で綱渡りするというくらい難しくて大変な事だ” と言った事がありますが、正にそのとおりだと私も思います。 まあ、難しい事だからこそやりがいもあり、 挑戦しがいもあるといえるですが、、、。 少し話が逸れてしまいました。 ともかく、 自分が納得のいかない演出で 歌わなくてはならない時と言うのは、 そのわけの判らないものを何とかして消化するのに、 エネルギーを使い、自分の身を削り、 結果として、場合によっては、本当に不幸な出来になる事も有ります。 でもそんな時でも、よく歌い演じられないのは、 歌手の力量と言うことになってしまうのですから、 結局、どれだけ演出家の言うことを、上手に受け入れ あるいは受け入れずに、 自分の一番良いところが出るようにプロデュースするかと言う たくましさと知恵が必要になってくるのです。 が、今回は、とてもラッキーな事に、 上記のように、こちらも全面的に信用がおけ、 お互い意見を普通に交換する事の出来る演出家ですので、 本当に嬉しく仕事をしています。 結局何がうれしいかと言うと、 今回のマエストロにしても、彼女にしても、 心からオペラを愛し、作品に尊敬をもっているため、 勉強家だと言う部分かもしれません。 例えば私が、この音楽はどういうことなのかと マエストロの意見を伺うと必ずと言っていいほど、 よく練られ、考えられた末のなるほどという彼の意見をもらえますし、 (皆がそうだと思ってはいけませんよ!けっこう 何だそれは?と信じられないな答えを下さるマエストロもいるのですから、、、) 例えば演出家の彼女には、昨日ここの解釈を考えてたら朝4時まで寝られ なかったけれど、結局こういうのを思いついたの、どう思う? と、今日の朝は言われました。 そういう方がたと1つの物を作っていける喜びは、 又本番とは別の喜びがありますし、 今までの私の経験では、そんなに多いことではなく 本当に貴重な事なのです。 ですので、 今回は、ほんとうに恵まれていると思いますし、 ありがたいと思っています。 いつもこういう方がたと仕事が出来れば 本当に嬉しいのですが、、、、! それではまた! 前回アップした写真があまり気に入らなかったので、 又変更しました。→ 人気blogランキングへ

プレミエ&Dayoff

昨日は1日OFFで、しかも天気も思い切りよかったので、 目覚ましをかけないで起きて、 ごはんを家のテラスで海を見ながら食べたり、 家の近くを散歩したり、本を読んだり、 音楽の事は忘れて、のんびりしました。 ここサラソタに来てから、今日で丁度1週間たちましたが、 オペラカンパニーの借りてくれたこの家での生活も随分慣れました。 海のすぐそば、、と言うよりすぐ横で、内装も素敵なこの家ですが、 ベッドカバーが埃だらけなので洗濯しようにも洗濯機の使いかたが わからないとか、窓の開け方が判らない、トイレットペイパーがない、 台所用洗剤が無い、、、 など最初は勝手がわからず 戸惑っていましたが、やっと落ち着いてきました。 ちなみに、写真を何枚かアップしてみます。 こちらは、家をすぐ出た庭からの景色です。 これは、家の中の様子。 そうです、、、本当は何も文句なんて言えないほど 素敵なところを用意してくださったのです、、、。 感謝しています、、!! さて、おとといのコーラス稽古の話はまた 又の時にでも書く事にして、 おとといのプレミエの「ラ・ボエーム」の話でも軽く、、。 この有名かつ人気の高いオペラは、世界中で愛されていますが、 おとといも、やはり聴衆は大喜び、そして質も中々高かったと思います。 いつかも書きましたが、オペラと言うものは色々な要素の合わさりあった 総合芸術ですので、 ミラノスカラ座や、メトロポリタン歌劇場での公演だから かならず一流クラスのものが聴けると言うわけでも決してなく、 このサラソタオペラハウスのようなB級ハウスでも、 今回のように、指揮者の作品にかける情熱、丁寧かつ十分に行われたリハーサル、 入念に準備されたオーケストラ、筋の通った演出と舞台、などがあわさると、 A級オペラハウスに勝るとも劣らない公演になることもしばしばあります。 おとといの主役のミミは、私のNYの音楽院時代に同級生だった ロシア人のインナ。(いつかこのブログでも少し書いた事があります) 黒髪で背が高く、さびしげな表情を持つ彼女は、 声は豊潤なリリックで、正に薄幸のミミにぴったりです。 そして、コッリーネ役を歌った韓国人のバスも同じく音楽院時代の友人で あり、彼の豊かな響きはホール中に響き渡っていました。 他のキャストもそれぞれ若々しく、好感が持て いい公演だったと思います。 さて、上記の同級生と私の3人は、終演後のパーティーで、 ひさびさの再会と、お互いのキャリアを心から喜び合いました。 私たちのNYの音楽院は、質は悪くないものの、生徒の数がとても少ないので、 必然的に、その後どこかのオペラハウスで一緒の仕事で会ったりする機会も、 そう多くなく、今回3人も同級生が、同じシーズンで歌うと言うのは 本当に珍しい、しかしなんとも嬉しいことなのです。 2人とも6年前の学生時代よりずっと上達しており、私は 2人に惜しみない賛辞を述べました。 私も、初日終演後のパーティーで、 彼らのように満足した笑顔でいられるように 今後の練習も頑張って行きたいと思いました。 いつも有難う&そして今日も有難うございます!→人気blogランキングへ

衣装合わせ

今日は午前中に衣装合わせがあり、 午後は初のコーラスと合同の音楽稽古でした。 衣装合わせのため衣装部屋に行って、 今回のコスチュームデザイナーの方と、コスチュームテクニシャン とまず挨拶を交わします。 1,2,3幕での衣装スケッチを見せてもらい、 なんと今回は、既存のものを使うのではなく、 まったく新しくアマーリアの衣装を作っていると言う事を知り、 とても嬉しくなりました。 他の歌手が使った形跡の無い、まったくの新しいドレスを着る事ができるのは、 かなり大きな喜びです。 と言う事で、まだまだ仮縫い状態の衣装を着て、 ブレスを取るのにおなか回りがきつくないか、腰周りは大丈夫か、 など細かく、私の身体にあわせてマチ針をさしてくれました。 こういう衣装合わせのとき決まって私は、 なんて小さいの!なんてスリムなの! と言われるのですが今回も、又同じことを言われたので、 少々そういわれる事に嫌気がさしていた私は、 "私はアメリカ、特にオペラの世界では、小さい小さいとみんなに言われるけど、 日本に帰ったら、私はそんなに小さい方でも無いし、スリムでもないのよ”と、 言ってしまいました。 そうすると、 色々とフィッティングの調整をしてくれていた彼女から、 ”きっとそうなのよね、でもヴェルディを歌う歌手は特に 大きな人が多いから、あなたがこんなに小さくてびっくりしたのよ。” との答えが。 確かに、今回私の相手役のカルロを歌うテノールも、 丈はともかく、横幅は2倍ほどありますし、 今回のこのアマーリア役は、普段ドラマティックソプラノによって歌われる事が 多いためか、大きな人が多いようです。 何年か前まではわたしも、オペラ歌手としてやっていく以上 小さいと言われるのが本当にいやで(実際私はそんなに小さくも無いのですが) 大きくなりたいとずっと思っていました。 しかし、 人にはベストな体重、そしてバランスと言うものが有り、 健康なのが一番だと最近では考えるようになってきて、 大きい小さいはどうでも良いと思えるようになりました。 ところで、あまりオペラの舞台裏をご存じない方のために、 衣裳部屋の写真を取らせてもらってきました。 アップしておきますね。こちらです。 では、午後のコーラスとの稽古のことは、又の機会に書きます。 実は今日これから、オープニングナイトで、 20時からラ・ボエームを観に行くので、もう出かけますね。 その感想もまた次回に書きたいと思います。 それでは、、 人気blogランキングへ

音楽稽古

サラソタオペラハウスは、かなり良く組織化されたカンパニーらしく、 きちっと予定通り、稽古が進んでゆきます。 今日で音楽稽古に入ってから3日目ですが、 今回のマエストロ(指揮者)はとてもヴェルディに情熱を持っており、 毎回彼と音楽を作っていくのは、とても楽しい作業です。 そう言えばいい忘れていました、、、 音楽稽古というと、オペラの世界では、 まずピアニストがオーケストラ部分をピアノで伴奏する 音楽稽古というものがあるのです。 英語だとそのままで、Music Rehearsal. この時にマエストロは、ピアノ伴奏をオーケストラに見立て棒を振り、 それに合わせて、歌手は歌ってゆくのですが、 これは、お互いの解釈、アイデアをすり合せたり、 意見の交換の出来る貴重な場で、 今回は、この音楽稽古がとても充実しています。 大抵私たちは、この音楽稽古の段階で、 マエストロの値踏み(!)をしたり、また 同僚歌手の歌を聴いて密かに胸の内で、 今回の公演は良いものになりそうだ、 とか、手ごわそうだ、、などといろいろな事を思っているものですが、 今回は、中々良い雰囲気です。 このピアノ伴奏での音楽稽古で一通り作品を通したら、 今度は、ステージングといって、 演出家と歌手の間で、音なしでの、立ち稽古が始まります。 今回の立ち稽古は、来週の月曜から始まりますので、 それまでに今行われいる音楽稽古は明日で 終わる予定ですが、 何と言っても、上記のとおりマエストロが非常に ヴェルディに熱心ですので、音楽稽古では 私たち歌手は全員、相当絞られていますーーー。 まあ、私にとってはそれも楽しいのですが。 その作品に多くの愛情と理解をもち、少しのエネルギーも惜しまず 良いものを作ろうとしている同僚(マエストロ、歌手仲間も然り)と 仕事が出来るのは、私にとっては、本当にうれしい事です。 私の役であるアマーリアと言うこの女性、 まだまだ掴みきれておらず、まだ私のものになっていませんが、 毎日の稽古を通して、彼女が私のほうに近づいてくるのを あせらず待っているところです。 それでは、又明日、、、! 今日は音楽稽古の前に、新聞のインタビューだそうです。 きっと又拙い英語になるでしょうが、思った事を喋ってくるつもりでーーす。 →人気blogランキングへ

リハーサル1日目

こんにちは。フロリダはサラソタからです。 おとといの夜サラソタに到着して、 昨日は早速1日、リハーサルでした。 まずは、 朝10時から夜9時まで、何度か休みを挟んで、 本読み稽古です。 今回のマエストロ(指揮者かつサラソタの音楽監督)は、 イタリア系アメリカ人で、アメリカ訛りがあるものの イタリア語にも造詣が深いため、 テキストを大切にした音楽作りをする彼の考えには 大いに共感し、嬉しく思っていました。 ですので、 私はてっきり本読みというからには、 原語のイタリア語を読みあうのだとばかり思っていたのですが、 始まってみると、皆英語で朗読しています。 (ちなみに、今回は殆どアメリカ人キャストです) イタリア語でテキストを読みあってから音楽稽古に入るなんて、 とても理想的だと感心していたのですが、 英語でだとあまり意味が無いような、、、と思いましたが、 ごちゃごちゃ思っている暇もなかったので、 私もイタリア語をたどたどしく英語に直して 朗読しました、、、、、。しかし、疲れたーー。 オペラで使われているイタリア語は、現在ではあまり使われていない 古語や、古典表現も多いので、自然と英語に訳す時も 古い英語などが使われ、かなり苦戦しました。 今回私はプリマドンナで、周りはプリマとして私を扱います。 またマエストロが、今回は日本人のとてもいい歌手を起用したんだと 周りに触れ込んでいたらしく、本読みの始まる前、 スタッフや演出家、キャスト同士で自己紹介しあっていたときに、 「ついにあなたの歌が聞けるのね」とか、「君の歌を聞くのが待ち遠しいよ」 と何度も言われました。 そんな中で、 たどたどしい英語で朗読しなくてはならなかったのは、かなり格好が 悪かったなーーと思います。 でも、 他のアメリカ人キャストは、イタリア語のテキストの下に、 英語の訳を書いて朗読していた中、 私は、イタリア語テキストをその場で、自分の言葉で訳していったのですから、 大変だったのは仕方ありません。 皆もわかってくれていたとは思いますが。 それにしても、昨日は本当に疲れました! まあ、1日目はいつでも疲れるものですが、、。 今日からは、早速音楽稽古です。 15時からですので、もうすぐ出かけます。 いってまいりまーーす。 どうぞよろしく。→ 人気blogランキングへ
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